第130章 罠

「この役立たず! こんな簡単なことすらまともにできないのか!」

藤原和樹は岡山政宏に向かって吐き捨てると、畳みかけるように言った。

「それで何ができるっていうんだよ。こんな程度も片づけられないくせに」

江北市の四大家族の一角、岡山家当主が、大勢の前で「役立たず」と罵られる。面目は丸潰れだった。

だが今、岡山家が生き残るには藤原和樹の後ろ盾が要る。岡山政宏は腹の底で煮えくり返りながらも、歯を食いしばって堪えるしかなかった。

「お前がこの店の責任者だな?」

藤原和樹の視線が、丸山マネージャーへ移る。声は淡々としているのに、刃があった。

「方法はどうでもいい。今日中に十八品、きっちり...

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